体組成測定ってなにをするの?
- 阿部 彪河
- 1月27日
- 読了時間: 6分

こんな人におすすめの記事です。
✔ 体組成について知りたい。
✔ どんな事業をしているか知りたい。
皆さんは体組成について知っていますか?
健康に気をつけたいけれど、体重計に乗るだけではよくわからない…。
そんなことはありませんか?
最近では、体重だけでなく、「体の中身」を数値で確認できる体組成計という便利な機器があります。
でも、初めて触れる人にとっては、「筋肉量?体脂肪率?これってどういう意味?」と戸惑うことも。
この記事では、体組成について、知っておくと役立つ基本的なポイントをわかりやすくお伝えします!
体組成がわかる!4つのポイント
✔ 体組成は、体重だけでなく、体重の具体的な中身のバランスを表すもの
✔ 体組成測定は、自分の健康状態を知り、適切な目標や行動計画を立てるために役立つ
✔ 体組成計測定は、体重計に乗る感覚で測定できる
✔ 体組成測定は健康予防のためのツールであり、医療行為ではない
体組成計の基本的な使い方から、どんなデータがわかるのか、さらには健康管理にどう活用できるのかを、実際の例を交えながら解説していきます。
だから、「なんだか難しそう」と思っている方でも大丈夫!これを読めば、体組成計の測定結果を日々の生活に役立てられるようになりますよ。
健康づくりの第一歩を一緒に踏み出してみましょう!
そもそも体組成ってなに?

体組成とは、体重だけでなく、体重の具体的な中身のバランス(体脂肪、筋肉量、体水分量、タンパク質量、推定骨量など)を表すもの。
同じ体重でも、筋肉が多いのか脂肪が多いのかによって、健康状態やリスクは大きく変わってくるんですよね…!
測定を行うことで、自分の体の状態を数値で把握できるのがポイントです!
生活習慣病の対策、介護リスクの軽減、フレイル予防に役立てることができます。(くわしくは次項「結果をみてどうするの?」で解説)
これまで広く使われてきたBMIでは、体重の中身までは把握できませんでした。
しかし、私たちが使用している TANITA社製マルチ周波数体組成計 (MC-780A-N) を利用すれば、体重の内訳を具体的な数値として確認できます。
結果をみてどうするの?体組成を測るメリットは?

体組成測定は、自分の健康状態を知り、適切な目標や行動計画を立てるために役立ちます。
「体重だけじゃダメなの?」と思うかもしれませんが、体組成を測ると、メリットとして測定結果から減量や筋肉増量、生活習慣病の予防に向けた具体的な改善策がわかります!
たとえば...
筋肉が少ない → 筋トレや有酸素運動を取り入れる。
体脂肪が多い → 脂肪摂取量の見直しやタンパク質摂取を増やす食事改善の提案をする。
...など、個々の課題に応じた改善策をDiligentでは提供します。
(実際に測定してもらったときには、BMI、基礎代謝量、部位ごとの筋肉量、体水分量などの詳細なデータで様々な角度から分析してフィードバックを行います。)
年齢や性別、さらには身長や筋肉量などを考慮すると完全に同じデータの人はいません。
そのため、解説内容は人によって違ってきます!
また、測定をすると生活習慣病やフレイルのリスクを早めに見つけ、対策を取ることができます。定期的に測定を行えば、からだの変化を数値で確認できるため、運動を行うときのモチベーション維持にもつながります。
フレイルとは ちなみにフレイルについて解説すると、「年齢を重ねることに伴って筋力や体力、心身の活力が低下し、生活機能が衰えた状態」のことを指します。
特徴としては、
筋力や体重の減少
疲れやすさ
歩行速度の低下
社会的な孤立やうつ傾向
があります。
日本では、高齢化社会に対応するためにフレイル(虚弱)対策が全国的に進められています。
国の政策でも、2020年度から75歳以上を対象とした健康診査にフレイル評価が追加され、高齢者の低栄養対策や介護予防事業が強化されています。(フレイル施策を掲げる、国の本当の狙いとは/日本医師会)
1回だけでなく継続して測定することで、個人のデータが蓄積され、さらに正確なアドバイスが可能になります。
継続的に取り組むことで、健康の維持やリスクの軽減に大きく役立ちます。
どうやって測定するの?
体組成計測定はとっても簡単。基本的には、体重計に乗る感覚でOK!ただし、測定するタイミングには注意が必要です
朝起きてすぐや食事の後など、一定の条件で測ると安定したデータが得られます。
運動直後やお風呂上がりは正確に測れないこともあるので注意。
体組成測定は医療行為ではありません!!

生活習慣病予防や測定など説明をおこなってきましたが、体組成測定は健康予防のためのツールであり、医療行為ではありません!
違いについて解説します。
体組成測定とは
【目的】
筋肉量、体脂肪率、体水分量など、体の内側の状態を数値で把握することで、自身の健康状態を知り、生活習慣の改善や健康維持に役立てるものです。
【用途】
健康予防・管理を目的とし、日常の運動習慣や食事改善に活用します。
医療行為とは異なるポイント
診断行為ではない
体組成測定は、病気の診断や治療を行うものではありません。
測定結果を基に「病気である」と判断することは医療行為に該当しますが、体組成測定はあくまで健康状態の参考情報を提供するものです。
予防や改善のアドバイスが中心
測定結果を基に、筋肉量や体脂肪率の改善方法、生活習慣の見直しを提案するのが目的です。
医療機関で行われる検診とは異なり、診療行為や治療の指示は行いません。
対象者の範囲
医療行為は病気の疑いがある人や症状を抱える人を対象にしますが、体組成測定は健康な人も含め、広く利用されるものです。
注意するポイント
体組成測定の結果をもとに、病気の診断や治療が必要だと感じた場合は、医師の診断を受けることが必要です。
測定結果は健康づくりの目安として使用し、医療的なアプローチが必要な場合は専門の医療機関を利用することをおすすめします。
まとめ
体組成計の基本的な使い方から、どんなデータがわかるのか、さらには健康管理にどう活用できるのかを、実際の例を交えながら解説しました。
体組成を知ることは、健康管理の第一歩です。「体重だけではわからない体の中身」を可視化することで、毎日の生活習慣を見直すきっかけになります。
体組成計を活用して、健康的な体づくりを始めてみませんか?
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